良い病院・良い診断とはどういうものか

「何が痛いか」ではなく「なぜ痛いか」を追求する診断の在り方。

李東奎 院長·読了時間 9分

ある歯科医師(40代男性)が右肩の痛みでプラチナムクリニックを受診しました。

職業上、一日中うつむき姿勢で繊細な作業を行うため、肩に大きな負荷がかかっています。8ヶ月前から右肩に違和感が始まり、3ヶ月前から明確な痛みになりました。

インプラント手術のとき、腕を上げていると30分でもう限界です。肩が震えて、ズキズキします。患者さんに申し訳なくて。

最も辛いのは夜間痛でした。

横向きに寝ると肩が痛くて目が覚めます。夜中の2時、3時に起きてソファで過ごすことが多くなりました。睡眠不足で翌日の診療に集中できなくて、患者さんへの影響が心配です。

他の病院では「肩峰下インピンジメント症候群」と診断され、注射とリハビリを勧められました。しかし症状は改善しませんでした。

プラチナムクリニックの診断プロセス

プラチナムクリニックでは、以下のプロセスで評価を行いました。

  • 問診:痛みの発症経緯・職業・日常動作・夜間痛の有無を詳しく確認
  • 姿勢評価:うつむき姿勢による巻き肩・肩甲骨の位置異常を評価
  • 身体診察:複数の身体検査を実施し、どの構造物に問題があるかを絞り込む
  • X線:骨の状態・石灰の有無を確認
  • 超音波:腱板の状態・石灰の位置と性状をリアルタイムで評価

超音波の結果:腱板に約1.2cmの部分断裂(関節面側)が確認されました。肩峰下インピンジメントだけでなく、腱板の損傷も合併していたのです。

良い診断とは何か

この症例が示すのは、診断の質の違いです。

  • 「肩が痛い」→「インピンジメント」:症状レベルの診断(なぜそうなったか不明)
  • 「肩が痛い」→「職業性の巻き肩による肩甲骨位置異常 + 腱板部分断裂(関節面側)+ 肩峰下インピンジメント」:原因レベルの診断

表面的な症状ではなく、「なぜそうなったか」まで追求することが、真の診断です。

なぜプラチナムクリニックは違うのか

  • 非手術専門クリニックである前に、精密診断クリニックである
  • 手術・非手術・リハビリすべての治療を理解した上で、最適な選択肢を提示できる
  • 12週間の個別リハビリプロトコルを設計し、治療の「出口戦略」まで計画する
  • 院長が直接、超音波で評価する(代わりに技師が行うのではなく)
  • 画像の読影報告書を患者様に必ず渡す(患者様自身の記録として)

良い病院とは、最新機器がある病院でも、有名な病院でもなく——「なぜ痛いか」を正確に追求し、あなたに合った治療計画を立てられる病院です。

治療と経過

この歯科医師の患者様には、腱板部分断裂に対する縫縮術と肩甲骨安定化のリハビリを組み合わせた治療を行いました。

4週後:夜間痛がほぼ消失。睡眠が改善。

8週後:インプラント手術中の肩の痛みが大幅に軽減。

12週後:ほぼ通常通りの診療が可能に。定期的なフォローアップに移行。

よくある質問

Q1. どのクリニックを選べばいいかわかりません。

以下のポイントを参考にしてください:① 院長が直接超音波を行うか、② 診断の根拠を詳しく説明してくれるか、③ 「とりあえず注射」「とりあえず手術」ではなく、段階的な治療計画を提示してくれるか。

Q2. 非手術クリニックは手術が必要な場合どうなりますか?

プラチナムクリニックでは、手術が必要と判断した場合は、適切な医療機関に紹介状をお書きします。「手術させないために非手術を勧める」のではなく、「患者様に最適な選択肢を提示する」ことが私たちの方針です。

Q3. 受診の前に準備することはありますか?

他院での検査結果(X線・MRI・超音波のデータ)があれば持参してください。痛みの発症時期・きっかけ・悪化・改善する動作を事前に整理しておくと、診察がスムーズになります。

院長に直接ご相談ください

ご予約はこちら
李東奎 院長

李東奎 院長

延世大学校医学部卒 · 整形外科専門医 · IBSE認定 · 特許4件

かつて手術専門医として活躍し、非手術治療の可能性を追求するために転向。肩手術の限界を自身の経験から痛感し、プラチナムクリニックを設立。著書『肩の痛み 手術より運動』著者。

カカオトークLINEで相談24/7 AIチャット