肩の問題は多くの場合「ひとつの病変だけ」ではありません。石灰沈着性腱炎と腱板断裂の合併、関節面側と滑液包面側の複合断裂——複数の問題が同時に存在します。そのひとつだけを治療すると、残ったもうひとつが問題を起こし続けます。
複合治療のシナジー
- ✓各病変に最適な治療を組み合わせる
- ✓1回の治療期間ですべての問題を解決する
- ✓回復期間の短縮と再発リスクの最小化
1+1=2ではなく、1+1=3以上の効果——これが複合治療のシナジーです。
複合1:石灰分砕吸入術+縫縮術
適応症:石灰沈着性腱炎+腱板断裂(関節面側)の合併
石灰沈着性腱炎患者の15〜28%に腱板損傷が合併しています。石灰除去+断裂縫合を同時に行うことで完全な治療になります。
症例:形成外科医「施術できない期間は患者さんに迷惑がかかる」
患者:金OO様(48歳、男性)。形成外科専門医(開業医)。1日6〜8時間うつむき姿勢で施術。
眼瞼下垂の手術中に肩が痛くて震えます。30分経つとズキズキして集中できなくなります。夜は横向きに寝ると痛くて目が覚め、翌日の手術の集中力に影響が出ています。
他院では「関節鏡手術が必要」と言われましたが、手術をすると最低4〜6週間は施術ができず、患者の予約をすべてキャンセルする必要があります。
診断結果:石灰沈着性腱炎(約1.4cm)+腱板関節面側部分断裂(約40%)の合併。
石灰の除去と断裂の縫合、両方を一度に、手術なしで行えます。当日施術、当日帰宅です。
施術時間:約50分。経過:
- ✓施術当日:「あの夜間痛がない。信じられません」
- ✓1週後:「8ヶ月ぶりにぐっすり眠れました」
- ✓4週後:ボトックス・フィラー施術を再開。肩の痛みなし
- ✓8週後:眼瞼下垂手術に復帰。1時間の施術も問題なし
- ✓4ヶ月後:脂肪吸引などの長時間手術にも復帰
関節鏡手術をしていたら1ヶ月以上休んで患者さんの予約をキャンセルしていたはずです。2週間で診療に戻れて本当に良かったです。周りの医師にも紹介しています。
複合2:縫縮術+リジェネテン
適応症:関節面側+滑液包面側の複合断裂(腱板の両側が損傷した場合)
症例:精肉店主「仕事をやめたら家族が困る」
患者:李OO様(51歳、男性)。精肉店主(25年のキャリア)。毎日8〜10時間、肉の加工・カット・持ち上げ作業。
20〜30kgの肉を1日何十回も持ち上げます。25年間そうしてきました。2年前から右肩の痛みが始まり、今では大きな塊肉が持てなくなり息子に任せています。
診断結果:関節面側部分断裂(約50%)+滑液包面側部分断裂(約35%、腱板の薄化を伴う)。
縫縮術で関節面側を縫合し、リジェネテンパッチで滑液包面側を強化します。手術なし、一度の施術で。
施術時間:約40分。経過:
- ✓2週後:店に顔を出し、軽い作業を開始
- ✓4週後:5kg以下の肉の加工を開始
- ✓3ヶ月後:「20kgの肉も持てます。仕事に支障なし」
- ✓6ヶ月後:超音波で両側の回復確認(腱板厚4.8mm→6.5mm)
手術していたら2〜3ヶ月店を閉めていたはずです。2週間で店に出て、1ヶ月半でほぼ通常通り働けました。市場の商人たちに全員教えています。
複合3:縫縮術+骨髄幹細胞療法
適応症:関節面側断裂+組織の再生力強化が必要(特に若い患者様、スポーツ復帰希望者)
症例:フィットネストレーナー「早く現場に戻りたい」
患者:朴OO様(32歳、男性)。フィットネストレーナー。
トレーナーが肩を痛めたら仕事になりません。ベンチプレスのスポット中に痛くてできなくて、本当に情けなかったです。
診断結果:腱板関節面側部分断裂(65%)+周囲の炎症。縫縮術+骨髄幹細胞療法を組み合わせて実施。
- ✓3週後:「腕が上まで上がります。夜間痛もなし」
- ✓5ヶ月後:ベンチプレス復帰(軽い重量から)
- ✓7ヶ月後:ほぼ全種目に復帰
手術をしていたら6〜12ヶ月は現場復帰できなかったと思います。7ヶ月で完全復帰でき、後輩トレーナーにも教えています。
よくある質問
Q1. 複数の治療を一度に受けるのは体への負担が大きくないですか?
複合治療は「一度のセッションで複数の問題を解決する」ものです。それぞれ別々に来院するよりも、患者様の時間・体への総負担は少なくなります。部位麻酔を使用し、全身麻酔はありません。
あなたの複合的な問題を一度に解決します
ご予約はこちら李東奎 院長
延世大学校医学部卒 · 整形外科専門医 · IBSE認定 · 特許4件
かつて手術専門医として活躍し、非手術治療の可能性を追求するために転向。肩手術の限界を自身の経験から痛感し、プラチナムクリニックを設立。著書『肩の痛み 手術より運動』著者。