こんにちは。整形外科専門医のイ・ドンギュ院長です。 肩の石灰沈着性腱炎で激しい痛みに悩まされている患者様が多くいらっしゃいます。 多くの方がすでにご存知かと思いますが、肩の石灰沈着性腱炎は手術なしに治療することができます。 以前の投稿でもお伝えしたように、医師自身も受けるような治療法がありますので。 それがまさに石灰破砕吸引術です。 https://blog.naver.com/9690067/223489728110
🔗 https://blog.naver.com/9690067/223489728110私が行っている石灰破砕吸引術は、石灰の性状や大きさに関わらず、1回の処置で石灰を除去します。 十数年にわたる経験と研究をもとに、硬い性状の石灰であっても、歯磨き粉のようなねっとりした石灰であっても、破砕して除去いたします。 複数回行うのではなく、1回の処置で石灰沈着性腱炎の苦痛から解放いたします。 他院で石灰を注射で砕いて吸引する処置を受けてきたとおっしゃって来院された方もいますが、石灰を除去できずに砕くだけだったとのことです。そしてその後、痛みがさらに強くなって耐えられないとおっしゃっています。 また、石灰を砕くだけでも石灰が吸収されるので、痛みがあっても耐えるよう言われたとのことです。 それであれば、石灰破砕吸引術ではなく石灰破砕術(実際には破砕もできていなかったと思われますが……)と呼ぶべきではないでしょうか。 この患者様は、私のところで石灰破砕吸引術を受けて、手術を受けたのだと思われたとおっしゃっていました。 そのように感じられることもあるかと思います。 なぜなら、患者様の痛みを完全にコントロールした状態で処置を行うため、患者様が苦痛を感じないよう上腕神経叢ブロック(腕神経叢ブロック)を施行するからです。 そして感染を防ぐために、滅菌ドレープを使用して肩の部分のみを露出し、無菌状態で処置が行われます。 また、石灰を破砕するために特注のガイドと特注のドリルを使用しますが、石灰を破砕する際にドリルの音がします。 破砕された石灰を除去するために、複数のシリンジを交互に使用しながら、除去できる石灰を最大限すべて取り除きます。 これらすべての過程を患者様が感じ、目にされるため、手術を受けたと思われたとのことです。 しかし、傷は1本のガイドが入った注射跡のような傷が1つあるだけです。 他院でどのように石灰破砕吸引術を行っているかはわかりません。 ただ、他院で処置(?)を受けてこられた患者様のお話を伺ったところ、私と同様に石灰を破砕して吸引する処置を行っている方は、今のところいらっしゃらないようです。 ケースをご覧ください

X線画像の赤い丸の中に、非常に大きな石灰沈着が観察されます。超音波でもサイズと性状を改めて確認しました。


横×縦2.66×2.01cmという巨大な石灰沈着が観察されます。東洋人の基準では棘上筋の幅は2.5〜3.0cm程度ですが、棘上筋のほぼ全体にわたって石灰沈着が存在しているということです。 患者様は痛みが非常に強く、腕を動かすことすらできない状態でした。 他院で石灰を抜く注射処置を受けたとのことでしたが除去されておらず、大きすぎるため手術が必要と言われたとのことです。 以前にもお伝えしましたが、石灰沈着性腱炎は手術なしに治療できる疾患です。 石灰破砕吸引術を施行しました。
動画をご覧いただくと、チーズ状の石灰がシリンジ内に吸引されていく様子が観察されます。

処置後のシリンジの写真を見ると、2番目のシリンジの写真が動画で見られたねっとりした石灰が出てきたものであり、残りのシリンジはねっとりした石灰以外の排出されなかった石灰を特殊ドリルで破砕して吸引した石灰です。 非常に大量の石灰が除去されているのが確認できます。 処置後にX線撮影を行いました。

処置後のX線画像を見ると、以前に見られた巨大な石灰沈着が消失しているのが確認できます。 処置後、患者様の可動域も確認しました。

左肩を処置しましたが、処置前は痛みで腕を動かすこともできなかったのに対し、処置後は痛みなく自然に動かせるようになっているのが観察されます。

石灰破砕吸引術は、その名のとおり石灰を破砕して吸引し、石灰そのものを除去する処置です。 石灰を注射器で砕くだけにして体内で吸収されるのを待つことは、患者様にとって非常に苦痛を伴うことです。 また、それにどれほどの時間がかかるかもわからず、石灰が完全に吸収されるかどうかも不明です。 石灰による痛みは想像を絶するほど激しいものです。 患者様の立場から治療を考えた場合、より確実に石灰を除去することが最善です。 そのため、手術を選択される方もいらっしゃいます。 私が行う石灰破砕吸引術はほぼ手術に準じた形で進められますが、手術よりも回旋筋腱板へのダメージを抑えながら石灰を除去することができます。 局所麻酔下で行われるため、患者様が感じる痛みはありません。 必要な場合は静脈麻酔(鎮静)も併用して、少しの間眠っている間に処置を行うことで、患者様が不安を感じないよう進めます。 そのため、患者様の処置後の満足度は非常に高くなっています。 日常生活への支障もなく、1日時間を作れば治療でき、痛みも処置後に劇的に改善するためです。
石灰破砕吸引術。きちんと対応できる病院で治療を受けられることをお勧めします。

