こんにちは。整形外科専門医の이동규(イ・ドンギュ)院長です。 回旋筋腱板断裂でお悩みの患者様が多くいらっしゃいます。 完全断裂の場合は、手術による治療を行うほかありません。 しかし、部分断裂の段階で適切な治療を行うことで、完全断裂への進行を防ぎ、健康な肩を維持することができます。 ところが、この回旋筋腱板の部分断裂があるにもかかわらず、適切な治療を受けずに放置されてしまうケースが非常に多いのが現状です。 私のもとにいらっしゃったある患者様は、数年間にわたって肩の痛みで大学病院に通い続けているにもかかわらず、「まだ手術が必要なほどではない」として、薬(消炎鎮痛剤・筋弛緩剤)を服用しながら痛みに耐えて生活しているとのことでした。 回旋筋腱板は腱(腱とは筋肉と骨をつなぐ組織です)であるため、使い続けることで筋肉が収縮し、部分断裂が徐々に拡大して、最終的には完全断裂へと進行してしまいます。 このように回旋筋腱板の部分断裂を放置することは、結局のところ、手術を待ちながら薬で痛みに耐え続けているにすぎません。 では、回旋筋腱板の部分断裂はどのように治療すべきでしょうか? まず、プロロセラピー(腱強化注射)を行うことができます。断裂がごく小さい場合は、十分に治癒が期待できます。 私の場合、プロロセラピーを行いながら骨膜と腱にそれぞれ個別に刺激を加える治療を行っており、このような丁寧な手技により血流が回復し、組織の治癒を促すことができます。 ただし、部分断裂であっても断裂のサイズが大きい場合には、注射治療だけでは改善が難しいケースも少なくありません。 そのような場合、患者様は本当に途方に暮れてしまいます。手術が必要なほどではないのに、注射でもなかなか治らない……。 そのような場合に、手術ではなく非手術的な方法で回旋筋腱板の部分断裂を効果的に治療できる方法があります。 「骨髄刺激幹細胞再生術」と「縮小縫合術」です。 骨髄刺激幹細胞再生術については、以下のリンクをご参照ください。 https://blog.naver.com/9690067/222787387767
🔗 https://blog.naver.com/9690067/222787387767縮小縫合術については、以下のリンクをご参照ください。 https://blog.naver.com/9690067/222961123101
🔗 https://blog.naver.com/9690067/222961123101このような非手術的治療により、注射治療にも反応しない回旋筋腱板の部分断裂や、手術を行うには断裂のサイズが小さい回旋筋腱板の部分断裂を治療することができます。 それでは、症例をご紹介いたします。 こちらの患者様も、約10年間にわたって肩の痛みでお悩みだった方です。 さまざまな医療機関で注射治療を受けましたが改善せず、痛みが繰り返し再発するため手術も検討されていました。しかし「手術が必要なほどではない」と言われ、不安とお気持ちを抱えて私のもとにいらっしゃいました。 超音波検査によって回旋筋腱板断裂の状態を確認しました。

正常な回旋筋腱板は超音波画像上で白い信号強度を示します。上の写真を見ると、赤い円の中に黒く映っている部位が、部分断裂した回旋筋腱板です。

断裂部位の断面を超音波で撮影した画像です。赤い矢印で示されているのが断裂のサイズを表しており、約0.7cmの回旋筋腱板部分断裂が確認されます。 総合すると、回旋筋腱板(棘上筋)部位に約0.7cmの関節内側部分断裂が認められます。 数年間にわたって注射治療でも改善されず、断裂のサイズも小さくないことから、より積極的に治療を行うこととし、 骨髄刺激幹細胞再生術および縮小縫合術を実施することにしました。
映像をご覧いただくと、断裂部位を正確にターゲティングしてガイドを挿入し、骨に微細な孔を複数作製しています。こうすることで、骨に生じた孔から骨髄が滲出し、骨髄内に含まれる組織を修復する幹細胞・血小板・成長因子などが大量に分泌されることで、組織の治癒が促されます。
超音波ガイド下に断裂部位を通じて特殊ガイドを挿入し、特注の縫合糸を留置します。この特注縫合糸は回旋筋腱板内に固定され、断裂部位を中心に格子状に固定されます。また、この特注縫合糸は吸収性縫合糸であり、吸収される過程でコラーゲンを形成し、組織の治癒を助けます。これにより、断裂のサイズが縮小され、断裂のそれ以上の進行を防ぐことができます。 回旋筋腱板が治癒するまでの期間は、施術後約3か月を要します。 3か月後の治療結果をご覧いただきます。

3か月後に撮影した超音波画像を見ると、青い円の中に白い線のようなものが確認されますが、これは以前に留置した縫合糸がまだしっかりと維持されているものであり、部分断裂していた回旋筋腱板が良好に治癒し、白い信号強度を示しているのが観察されます。

施術前後の画像を比較すると、赤い円の中で回旋筋腱板が断裂して黒く映っていた部位が、青い円の中では腱が良好に治癒・回復しているのが確認されます。 患者様は「このような治療があると知っていれば、もっと早く受けていた。数年間苦しんだのが悔やまれる」とおっしゃっていました。それでも、今こうして改善されて本当に感謝していると話してくださいました。 回旋筋腱板の部分断裂を放置しないでください。 注射治療を繰り返しても症状が再発する場合は、注射だけでは改善が難しい状態である可能性があります。 非手術的な方法で十分に治療できるケースが多くあります。
回旋筋腱板の部分断裂は、これ以上放置せず、適切な治療を受けることが重要です。 骨髄刺激幹細胞再生術・縮小縫合術により、非手術的な治療が可能です。

