
最近は小学生もスマートフォンを使う時代です。 幼い頃から習慣的に使用するスマートフォンやパソコンは、脊柱の健康に悪影響を与えます。 子どもたちだけでなく、20代から50代まで 絶え間ない業務に追われ、一日中パソコンとスマートフォンを手放せない状況が続いていますが、 このようなスマートデバイスの過剰使用は姿勢のアライメントを乱し、 ストレートネック(スマホ首)などの症状を引き起こします。

ストレートネックの代表的な症状は、首と肩に生じる疼痛と筋肉痛です。 人間の頭部の平均重量は約6kgですが、 頭が前方に1cm出るだけで頸椎にかかる荷重は約3kg増加します。 ストレートネックの症状がある方は、首に最大15kgもの過負荷がかかり、 脊椎の健康を損なわせます。 ストレートネックの症状が悪化すると頭痛が生じることもあります。 頭痛は頸椎の構造が変形することで、後頭部下方の神経が圧迫されるために起こります。 ストレートネックの症状により熟睡が困難になり、疲労が回復できず慢性疲労へとつながるなど、 日常生活にも支障をきたすため、ストレートネックの症状がある場合は適切な治療が必ず必要です。 もしストレートネックの症状を放置すれば、頸椎の正常な形態が完全に崩れ、 椎間板ヘルニアへと進行する可能性があり、頸椎関節炎にまで至ることもあるため、 ストレートネックの症状を改善するには早期治療が重要です。

ストレートネックの代表的な症状 ・首のこり、疼痛 ・頭痛、持続的な視力低下 ・歯痛、眼圧の上昇 ・僧帽筋、後頸部のこりまたは筋肉痛 ・背中に頻繁にこりや痛みが生じる ・夜間に寝つけず寝返りを繰り返す ・肩が内側に巻き込まれた猫背姿勢 ・両側肩甲骨周囲の疼痛 ・顎関節症

ストレートネックの治療は、疼痛を軽減し筋肉を弛緩させる 消炎鎮痛薬・筋弛緩薬の内服とともに、継続的な運動療法、姿勢矯正療法、徒手療法(マニュアルセラピー)を行います。 徒手療法は、熟練した療法士が解剖学および生理学の知識をもとに、手技や器具を用いて 異常をきたした関節を正し、筋肉や靭帯の硬直を穏やかにほぐす治療法です。 何より徒手療法は、正確な診断のもとで実施することで早期に効果が得られるため、 筋骨格系専門医である整形外科を受診して治療を受けることが適切です。 頭部が前方に傾くほど首と肩の痛みは増します。 これは実際には脊椎の変形を防ごうと筋肉が緊張して耐えているためであり、 マッサージや徒手療法によって疼痛を軽減し、 凝り固まった筋肉を弛緩させることで一時的に痛みが和らぐことがありますが、 その後、変形した骨の位置が元に戻るよう、またそれ以上の変形を防ぐための 体型矯正療法を行わなければ疼痛が繰り返されるほかないため、ストレートネックの治療には 必ず矯正療法を併せて行うことが不可欠です。

疼痛に重点を置いてストレートネックの症状治療だけを行うのではなく、 根本的な原因を正し、ストレートネックを治療することが何より重要です。 脊椎の構造と形態からストレートネックを引き起こす原因を確認し、 これ以上症状が悪化して椎間板ヘルニアのような二次的疾患を招かないよう 状態を維持・改善できるようにすることが、ストレートネックの真の治療となります。 ストレートネックの症状が軽度の場合は、薬物療法とともに運動療法や徒手療法などを通じて 誤った姿勢を矯正することで問題を解決できます。 また、ストレートネックの改善のために、治療と並行して自ら正しい姿勢を維持することが重要です。



