ある時から足底の痛み、踵の痛みが始まり、改善されないまま 徐々に悪化し、持続的に足底痛を引き起こす場合、足底筋膜炎を疑うことができます。 足底筋膜炎は治療を受けることで改善できますが、治療期間もかなり長く、 適切なケアが行われなければ再発する可能性も高いです。 足底筋膜炎とは、踵の痛み、足底痛を指す言葉で、 踵骨(かかとの骨)から始まり、足底の前方を通って趾の付け根に付着する 厚くて強い線維帯である足底筋膜に炎症が生じる疾患です。 足底筋膜は普段、足のアーチを維持し、衝撃を吸収し、荷重がかかった状態で 足を持ち上げるのを助ける筋膜です。また、歩行時にも非常に重要な役割を果たします。
足底筋膜炎が生じる原因は非常に多岐にわたります。 足底のアーチが構造的に正常より低い場合、すなわち扁平足の場合、 また扁平足とは逆にアーチが正常より高く変形がある場合にも発症することがあります。 下肢長の差異や下肢筋肉の拘縮によっても生じることがあり、 最も多い原因として挙げられるのは、足の過度な使用による炎症のため、 足底筋膜炎が発症する可能性が高いです。 普段から長距離を歩いたり、クッション性のない靴を履いた状態で硬い床の上を歩くなど 足底に衝撃が加わる行為や、普段より過剰に足底筋膜に荷重がかかる場合、 炎症が起きやすくなります。 一度発症した足底筋膜炎は、治療しなければ病変の進行が続きます。 足底筋膜炎の症状は、典型的には朝起きて最初に足を着いたときに感じる強い痛みがほとんどですが、 すべての足底筋膜炎患者が同じ症状を感じるわけではありません。 痛みは主に踵の内側に生じ、足底部を手で押したときに痛みが生じることもあります。 足趾を足背側に曲げると痛みが強くなることもあり、安静時には痛みがなく 足を動かし始めると痛みが強くなる場合もあります。 また、そのような状態で一定時間動き続けると、再び痛みが軽減する場合もあります。
足底筋膜炎の治療法は、通常、薬物療法と理学療法に分けられます。 炎症を抑える薬の服用とともに、理学療法や体外衝撃波療法によって足底の炎症を軽減し、 足への血液循環を促進し、周囲組織の再生を促して治療に役立てますが、 先述のとおり、足底筋膜炎の治療にはかなりの時間がかかります。 足底アーチがなく重度の扁平足の場合は、インソールによって足底アーチを形成することも 足底筋膜炎の治療法として効果的です。 インソールを使用すると、足への負担がかからないよう衝撃を緩和し、体重の荷重を分散させるのに役立ちます。 市販の機能性インソールよりも、病院で正確な診断を通じて足底アーチの角度を計測し、 それに合わせてアーチを形成するオーダーメイドのインソールが治療に更に効果的です。 治療期間もかなり長く、治療中も足底を使用することで治療期間がさらに延びるため、 多くの方が途中で治療を諦めてしまいます。 しかし、足底筋膜炎の治療とともに普段のケアをしっかり行えば、 足底筋膜炎の完治も可能です。では、普段どのようなケアをすればよいのでしょうか? それはストレッチです。 普段から足に負担がかからないよう管理し、ストレッチ、足浴、マッサージを継続して行うことが 足底筋膜炎の治療と予防に大いに役立ちます。
足底筋膜炎は、1日の終わりに近づくほど痛みの程度が強くなる場合もあるため、 1日の日課が終わったら、自宅で簡単に温かいお湯で足浴を行い筋膜を ほぐし、器具やタオルを使って足底のストレッチやマッサージを行うことをお勧めします。 足底筋膜炎の治療法も重要ですが、日常生活での注意事項も重要です。 普段から履きやすい靴を履くことが大切であり、足に負担のかかる動作やヒールの高い靴を履いて 無理をした日の夜は、必ず足浴とストレッチを行うことが大切です。 1日のうちで体の中で最も多くのストレスを受けている足! 足底筋膜炎の治療と日常管理の方法を通じて改善しましょう!

