55歳の女性患者で、約5年間にわたる肩の痛みを経験してきた。最近、痛みが非常に強くなったため来院された。 他院にて石灰沈着性腱炎による疼痛が強いと診断を受け、石灰のサイズが非常に大きいため手術的治療が必要と言われ、当院を受診された。 X線および超音波検査を施行したところ、約2.7cm×2.7cmサイズの巨大な石灰沈着が確認された。 腱の状態は炎症による腱症程度と判断され、石灰吸引注射治療および体外衝撃波療法を施行した。
左側から黄色の点線で示された部位の石灰沈着が徐々に軟化し、消失していく所見が観察される。
石灰沈着性腱炎の治療において、石灰を除去することが最も治療効果が速く、患者の疼痛を早期に緩和することができる。 石灰吸引注射治療は、患者の疼痛を即座に消失させることができる優れた治療法である。 また、完全に吸引しきれなかった石灰に対して体外衝撃波療法を併用することで、さらに速やかな石灰の吸収が期待できる。

