こんにちは。整形外科専門医の院長イ・ドンギュです。 診察室から外を見ると、土砂降りの雨が降っています。すごい雨量です… このように雨が多く降って湿度が高い日には、関節が痛い方がより辛い思いをされます。 湿度が高かったり、気温が低かったり、気圧が下がったりすると、関節内の滑液に影響を与え、炎症がある方や関節の状態が良くない方は、痛みがより強く現れることがあります。 お年寄りが「雨が降りそうだな…」と言いながら膝を叩くのは、あながち間違いではないということですね。 石灰化腱炎をお持ちの方も、急性期でなければ我慢できていても、こういった日には痛みがより強くなることがあります。 今日もケースをご紹介します。 ご紹介するケースは、石灰化腱炎で痛む際には注射を打ち、衝撃波治療を行いながら数年間苦しまれていた患者様です。 今では注射を打っても改善されず、腕がもぎ取られるような激しい痛みになり、通院していた病院で手術をしましょうと言われたそうです。 患者様は事情により手術ができない状況で、痛みがあまりにも強いため、手術なしで石灰化腱炎を治療できるという石灰破砕吸引術を検索し、私のところへ来院されました。 それでは状態を見ていきましょう。

X線画像上、赤い丸の中に黄色い矢印で示された部位に、非常に大きな石灰化が観察されます。 持参されたMRIと合わせて見ていきましょう。

同様に、非常に大きな石灰化が右側のMRIでも観察されます。MRI上では、石灰化は黒色に見えます。 これほど大きな石灰化であっても、石灰破砕吸引術で十分に石灰を除去することができます。 疼痛管理のために局所麻酔を行います。 特殊なガイドとドリルを使用して石灰内部を破砕し、生理食塩水を用いて破砕された石灰を除去します。 また、石灰が除去された腱の治療のために、増殖療法も併せて行いました。 患者様に石灰破砕吸引術を施行しました。
上記の映像を見ると、破砕された白い石灰が注射器内に少しずつ吸引されていくのが観察されます。このプロセスを数回繰り返すことで、ほとんどの石灰を除去することができます。

処置後の注射器の写真を見ると、注射器内に白く溜まっているものが、石灰破砕吸引術によって除去された石灰です。 膨大な量の石灰が除去されました。 それでは処置後のX線画像をご覧いただきます。

処置後のX線画像では、以前に見られた大きな石灰化が消失しているのが観察されます。

処置前後の画像を比較すると、石灰化が消失したことがより明確に観察されます。 患者様は処置後に痛みも大幅に改善され、手術なしで治療できたことをとても喜んでいらっしゃいました。 これまで苦しんできたことを少し悔しがりながらも、現在の治療結果に大変満足されていました。
石灰化腱炎は、手術なしに石灰破砕吸引術で治療することができます。

