肩関節は昼夜を問わず絶え間なく使われている関節部位の一つです。 食事をする時や入浴する時など、日常生活のあらゆる場面で使われています。 肩は私たちの身体の関節の中で唯一360度の回転が可能な部位であり、頻繁に使用されることで さまざまな疾患にさらされやすくなっています。特に、さまざまな原因によって弱くなった腱への血液循環が低下し、 退行性変化が進行する際に、石灰化腱炎が発生しやすくなります。 それだけでなく、糖尿病や甲状腺疾患がある場合にも石灰化腱炎が生じやすいと知られていますが、 実際にはいまだ明確な原因がなくても肩の石灰化腱炎が発症するケースがあるため、 全年齢層において肩の石灰化腱炎の好発に対する注意が必要です。 肩の石灰化腱炎が発生した場合、すなわち肩の機能を担う回旋筋腱板の腱に石が生じたとお考えください。 ほとんどの場合、肩の石灰化腱炎が生じると激しい肩の痛みを伴います。 肩の痛みは、石灰が形成される形成期よりも、石灰が溶けて消える吸収期においてより強くなります。 肩の痛みが非常に強い場合には救急外来を受診するほど肩が腫れて熱を持つこともあり、 肩の可動域が低下することもあります。 特に夜間になるとこのような症状が悪化する夜間痛が強くなり、 夜間痛によって夜も眠れず、生活の質が低下したとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
肩の石灰化腱炎の進行段階は形成期・休止期・溶解期に分けられ、 肩の痛みは先ほど申し上げたように、石灰が急速に溶ける溶解期に強くなります。 肩の痛みを引き起こす化学物質が放出されて肩の痛みを誘発するのですが、 石灰が溶け出す時期に化学物質が放出されるため、ほとんどの肩の石灰化腱炎患者が 肩の痛みを感じて病院を受診する時期は、硬い石灰がゆっくりと溶け始めようとするタイミングです。 肩の石灰化腱炎の痛みはなぜ夜間に強くなるのでしょうか? 一つ目の理由は、姿勢の影響を受けるためです。 昼間は人々が主に座っていたり立っていたりするため、重力の影響が少なく、 肩関節の間隔が広がって痛みが比較的軽減されます。 しかし夜間に横になる姿勢をとると肩関節の間隔が狭まり、 炎症が悪化して夜間痛が発生します。 二つ目の理由はホルモンによるものです。メラトニンは睡眠を誘導するホルモンであり、 炎症性サイトカインを刺激して夜間の肩の痛みをより強くします。 主に夜間に分泌されるため、夜間痛が発生します。 さらに昼と夜では関節内の圧力差も生じるため、夜間になると肩の石灰化腱炎の痛みが より強くなるのは避けられないことでした。 肩の石灰化腱炎の診断は比較的容易です。 大きな石灰の場合は基本的なX線検査でも確認できます。 しかし微細な石灰の場合はX線検査だけでは判断が難しく、 超音波検査によって診断が可能です。 では、X線上で大きな石灰が確認された方は超音波検査を受けなくてもよいのでしょうか?
石灰が生じる原因と理由を考えれば、答えはすぐに解決されます。 石灰が生じる原因は、腱の退行性変化や不良姿勢によって回旋筋腱板がストレスを受け、 腱が弱くなることで発生する疾患です。 そのため、すでにX線検査で石灰が確認されていたとしても、 腱の脆弱化や断裂などの二次的な疾患の有無を確認するために超音波検査が必要です。 肩の石灰化腱炎の治療にはさまざまな方法があります。 一般的に肩の石灰化腱炎の治療として体外衝撃波治療が最も多く行われています。 体外衝撃波による肩の石灰化腱炎の治療は、石灰を砕くというよりも、 腱への血流供給を改善するために行う肩の石灰化腱炎の治療です。 微細な石灰であれば衝撃波治療を数回行うだけで大きな改善が見られますが、 先ほどもお伝えしたように、痛みを感じて病院を受診する時期は すでに石灰が大きくなって硬くなり、溶け始める時期であるため、 一般的な保存的治療で劇的な効果を期待することは難しい場合があります。 また、長期間保存的治療を行っても痛みが改善されない方もいらっしゃると思います。 そのような場合に、より積極的な肩の石灰化腱炎の治療として行える方法が石灰破砕吸引術です。 肩の石灰化腱炎の治療「石灰破砕吸引術」とは?
超音波検査によって石灰化が進行した組織の位置を正確に把握し、 専用の注射針で石灰を破砕して吸引・除去するものです。 その際、石灰が除去された部位の腱にも追加的な再生治療が必要です。 その後、炎症に対する治療や生活習慣の改善などの措置を取ることで徐々に回復する傾向が見られます。 当日施術が可能で長期間の入院が不要であり、すぐに日常生活に復帰できるという大きなメリットがあるため、 多くの方が負担なく肩の石灰化腱炎の治療を受けることができます。 肩の石灰化腱炎は単純な筋肉痛とは異なる痛みを引き起こします。 痛みが生じたときに病院への受診を先延ばしにするのではなく、積極的に治療に取り組むことが大切です。 できる限り肩の痛みを我慢せず、原因を突き止めて肩の石灰化腱炎の治療を受けられることをお勧めします。 肩の石灰化腱炎の治療「石灰破砕吸引術」の動画を見る ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

