こんにちは。整形外科専門医の李東圭です。 ある患者さんのエピソードをご紹介します。 「数年間、肩の痛みでさまざまな病院を受診しました。最初は単純な炎症だと言われ、薬と理学療法を受けました。」 「少し良くなったと思ったら痛みが再び出てきましたが、単純な炎症だという言葉を信じてそのまま放置していました。」 「ところがある日、痛みがさらに強くなりMRI検査を受けたところ、腱板部分断裂と言われました。」 「手術が必要なほどではないので、注射療法と体外衝撃波療法を行いましょうと言われ、数回治療を受けました。」 「治療後は良くなったように感じましたが、しばらく経つとまた痛みが出てきました。」 「そこで再び病院を受診して、どうすればいいかと聞いたところ…」 「手術が必要なほどではないし、かといって注射療法を続けるのも難しいので、痛みのコントロールだけしていきましょうと言われ、薬だけ飲んでいます。」 「これからどうすればいいのでしょうか?」 というのが患者さんのエピソードでした。 患者さんの立場からすれば、非常にもどかしい状況であることは間違いありません。 肩の痛みが続いているのに、他に治療する方法がなく、ただ痛みのコントロールだけをするように言われているのですから… このまま放置されて腱板部分断裂がさらに進行し完全断裂へと移行した場合、 最終的には手術しか選択肢がなくなるという残念な状況になりかねません。 薬を飲んでも痛みが続き、かといって痛み止めの注射だけでは根本的な治療にはならず… 患者さんは非常にもどかしく思っておられました。 そこで患者さんに「骨髄刺激幹細胞再生術」についてご説明し、お勧めしました。

まず、患者さんの処置前の超音波画像をご覧いただきます。


組織が治癒するまでには約4〜6週間ほどかかります。 患者さんに処置後、追加のプロリフェレーション療法(増殖療法)を施行した後、超音波検査を再度実施しました。


患者さんは超音波画像でも改善が見られ、症状も良くなったとおっしゃっており、もどかしい気持ちが消えたと大変喜んでおられました。 腱板が部分断裂した際に、多くの患者さんが同様の状況に置かれることがあると思います。 放置して完全断裂になってしまうと、治療法は手術しかありません。 「骨髄刺激幹細胞再生術」は、腱板部分断裂がある場合に有効な治療法です。
完全断裂まで悪化させることなく、早期に治療を行い、 健康な肩を維持することが最善です。

