こんにちは。整形外科専門医の李東奎院長です。 年齢を理由に、正確な診断も適切な治療も受けられない、あるいは受けようとしない方がいらっしゃいます。 私のところにいらっしゃる高齢の患者様のお話を伺うと
「近所のクリニックに肩が痛くて行ったら、X線だけ撮って炎症があると言って薬だけ出された」 「X線だけ撮って炎症があるから注射を打って物理療法をするように言われた」 「超音波検査をしたら腱断裂があると言われたが、年齢があるから薬を飲んで注射を打ってみるように言われた」
などとおっしゃいます。 なぜ正確に診断をせず、なぜ適切な治療をしないのでしょうか。 本日ご紹介するケースは83歳の患者様です。 患者様は肩が痛くて近所のクリニックに行ったところ、炎症があると言われ、痛くなると注射を打ってしばらく楽になり、また痛くなって…そしてまた注射を打って…ということを3年間繰り返してきたとのことでした。しかし今では注射を打っても効果がなく、痛みがどんどん増して可動域制限まで生じ、日常生活が困難になり、夜間痛で眠れないとおっしゃりながら、どうか治してほしいと私のところにいらっしゃいました。 検査を行いました。


患者様は83歳ではありましたが、治療への意欲があり、全身状態も良好であったため、手術治療を行いました。





年齢は単なる数字に過ぎません。この患者様の場合も回旋筋腱板が良好な状態であったため、縫合を行っても強固に修復されました。
年齢は診断と治療において考慮すべき一つの要素に過ぎません。 年齢が高いからといって、診断を諦めたり疎かにしてはなりません。 年齢が高いからといって、治療を行わなかったり諦めてはなりません。
手術治療だけでなく、保存的治療や適切な注射治療を通じても、 肩疾患は治癒することができます。

